2023年8月14日(月)〜9月8日(金)にかけて、「第4回ソニックガーデンキャンプ」を開催しました。
ソニックガーデンの若手社員4名も含め、合計17名が参加した本イベント。
合計で6つのバラエティ豊かなアプリが誕生しています。
この開催レポートでは、第4回キャンプの様子を、参加者に終了後とったアンケートでのコメントを引用しつつ紹介していきます。
今回のキャンプの概要
ソニックガーデンキャンプは、Railsチュートリアル(※)を走破した後にオリジナルアプリを2週間でチーム開発する、最大4週間のオンラインプログラミング合宿です。
※…YassLab株式会社が提供しているRuby on RailsのWebテキストです。
今回参加したメンバーのうち4名はRailsチュートリアルを自分のペースで学び終え、後半のアプリ開発から参加しました。
開発されたアプリは6種類で、発表会では個性豊かなプレゼンテーションを見ることができました。
そんなキャンプの全体のタイムラインは以下の通りです。
前半タイムライン
後半タイムライン
キャンプ全体のプログラム紹介
キャンプ開始は、8月14日(月)の9時半。Railsチュートリアルをチームで進めることを選んだ9名が、ひとつのzoomに集まりました。
はじめの2週間はRailsチュートリアルをチームで学び合う時間です。進め方はチームごとさまざまでしたが、メンターの助けも借りながら、全員が決められた期間内に14章を走破することができました。
2週間という期間で完走することは一人ではできなかったと思うので、すごく満足しています。(※)
後々の開発への心理的なハードルを下げると同時に開発へのモチベーションを上げることにも繋がった。
※…引用コメントは全て、キャンプ終了後にとったアンケートで実際に参加者が書いた文章から脱字等を調整した上で掲載しています。
また、キャンプ全体の進め方として、毎日30分のチームふりかえりと、それぞれが日報を書く時間をとっていました。4週間、全員が欠かすことなく日報を掲示板に投稿していました。
チームでの会話の時間が取れて,次に実装したいものの話し合いや,どれくらいかかりそうかの見直しができるのもよかった。
メンバーの発言から、新しい気づきも得たことも多かった。
日報では、言葉を具体的に落とし込む練習ができた
参加者全員が学習意欲が高く、他の参加者の日報を読むことでより刺激を受け、学習意欲を保つことができた
後半からは、Railsチュートリアル学習を個人で進めていたメンバー4名と、今年ソニックガーデンに入社した若手メンバー4名が合流。合計17名でのアプリ開発がスタートしました。
初日には決めたアプリ仕様についてメンターからフィードバックする機会もあり、困りごと・質問はメンターが入って解決しながら進めていきます。
今回はチームを横断したランチ会・おやつ会を開催し、そこでは作成中のアプリについて意見交換をするなど、チームを横断しての助け合いも行われていました。
2週間の開発を終えた後の発表会では、各チームは事前に発表スライドとアプリデモを準備。社内のプログラマが視聴者として見守る中で15分間発表を行いました。
他のチームのプレゼンテーションでの話し方、伝え方を聞くことで、どのような伝え方が聞き手を楽しませられるのかを学ぶことができた。
社員の方々もチャットで盛り上げてくださり、やりやすい雰囲気でした。
発表会後の全体会では、運営や参加者のみが参加し、それぞれがキャンプでの活動を振り返っての学びや気づき・次にやりたいことを考え、発表しました。
改めて、色々な人の背景やプログラミングに対する姿勢を聞けて、自分自身も取り入れていきたいと思った。
1ヶ月間本気で取り組んできた故に、他の方の感想を聞いているとグッとくるものがありました。
チームでアプリ開発をしてみての感想として、参加者からは以下のようなコメントがありました。
追加したい機能、レイアウト、リファクタリングなどまだまだ手を加える部分がたくさんあり、満足はできていません。どんどん開発で遊んで楽しみたいです。
完成度はどうであれ、自分達が考えたアプリが形になり本番環境で動いたのを見れてかなり満足度は高かった。
モデル設計、タスクばらし、MVPなどの優先順位決めを行うことで、アプリ完成までの手順を実践的に学べた。また、自分が直接アプリの機能実装に携われたことにとても達成感を感じ、満足している。何より、アプリ機能実装に成功したときチーム全員で喜びを分かち合えた瞬間が一番楽しかった。
また、発表会前日にはコードレビュー会も実施。これまで参加者が書いたコードに対して、チームごとに専属メンターが1時間でレビューを行いました。
なぜそうなるのか、実際の現場ではどうなのか、など腑に落ちるような説明を1つ1つのレビューに行っていただけたのがとても印象的です。コードのどこを読んでいるのか、何を考えながら読んでいるのかという観点も非常に勉強になりました。
自分一人では確実に思いつかないような方法を教えてもらえた
Railsチュートリアルをやるだけではわからなかった、現場でのコード規範やについて理解を深めることができた
発表会での記念写真(全員写っておりませんが50名弱が参加しました)
参加者の声
全体を通しての、参加者の感想です。
キャンプの環境や空気が明るく安心感がありました。運営の方やメンターさんとの距離感がいい意味で近い存在で、隔たりなくコミュニケーションを取れる環境だったからこそ、のびのびと開発に打ち込めたと思います。WorldやZoomで参加者と交流しながら、性別や年齢に関係なくプログラミングの楽しさやキャンプ内での学びや気づきを共有することで、プログラミング学習へのモチベーションがさらに上がったきっかけになりました。
yama / 千葉在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:1年
これだけのサービスを無料で受けれることは本当に価値ある経験になりました!またこの経験は僕のこれからのプログラミング学習において刺激となり、これから頑張る原動力にもなったと思っています。また運営の方々やメンターの方々の温かいサポートによって継続的に参加しやすい環境を提供してくださったことも感謝しております。
maeko / 大阪在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:3ヶ月
学生時代の部活動のように、本気で遊びながら楽しむことができました。そしてそれを共有できるメンバーとも巡り合うことができました。参加して良かったと思う反面、圧倒的な自分の力不足に焦る気持ちもあります。1ヶ月間さながら受験勉強のように頑張りましたが、全然足りないなと痛感させられました。ここを通過点として学習を継続していきます。
taji / 東京在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:1年半
本キャンプでは、「エンジニアを目指す後輩や友人にオススメできますか?」という質問に対し、参加者全員が10段階の9以上を答えるという、非常に満足度が高いイベントになりました。
参加いただいた皆さん、大変お疲れ様でした!
開発されたアプリの紹介
メモトーーク!
概要:プログラミング学習者向け、学習メモ・質問投稿アプリ
開発メンバー:
- taji / 東京在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:1年半
- yama / 千葉在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:1年
- nayu / 千葉在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:1年
- kamin / ソニックガーデン2023年入社
スタバn円ガチャ
概要:スタバのメニューを気分で選べるアプリ
開発メンバー:
- yanagi / 東京在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:1年半
- sinagaki / 埼玉在住 / 既卒 /参加時のプログラミング経験:3ヶ月
※以下のサイトを参考にさせていただきました
https://saizeriya-1000yen.marusho.io/
Good Music Phrases
概要:刺さった歌詞を共有するアプリ
開発メンバー:
- maeko / 大阪在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:3ヶ月
※以下のサイトを参考にさせていただきました
https://goodtitlebooks.stores.jp/
※体調不良で1週間おやすみしたこともあり、3日間、1人で開発を行いました
ふぁにーBOX
概要:大学生が趣味で繋がるSNSアプリ
開発メンバー:
- SanaRyu / 千葉在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:3年
- Kiji / 大阪在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:2年
- fuku / ソニックガーデン2023年入社
ソロログ
概要:1人版食べログアプリ
開発メンバー:
- akito / 東京在住 / 既卒 /参加時のプログラミング経験:1年
- taiga / 沖縄在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:2ヶ月
- 54chair / 千葉在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:1年
- hattsuan / ソニックガーデン2023年入社
トイレナビ
概要:最短距離のトイレを表示するアプリ
開発メンバー:
- L / 神奈川在住 / 既卒 /参加時のプログラミング経験:1ヶ月
- yasuo / 千葉在住 / 大学生 /参加時のプログラミング経験:4ヶ月
- ryusei / ソニックガーデン2023年入社
2023冬開催の第5回キャンプ事前案内申し込み受付中!
2023冬に第5回キャンプの開催を予定しています!参加を希望される方はこちらからお申込み下さい。
キャンプの募集開始時に、優先的にご案内をお送りいたします