2025年8月14日(木)〜9月5日(金)、および9月24日(水)にかけて、「第8回ソニックガーデンキャンプ」を開催しました。
合計10名が参加し、5日間のオンライン開発期間と2泊3日の限られた合宿期間で、合計3つのアプリができあがりました。
この開催レポートでは、第8回キャンプの様子を、参加者に対して終了後にとったアンケートから抜粋したコメントやキャンプ中に撮影した写真を引用しつつ紹介していきます。
今回のキャンプのタイムライン
初日
オリエンテーション 10:00 ~ 11:30
- 自己紹介や前半チームの発表、今後のスケジュールや前半の進め方についての説明を行いました。
- その後は、チームごとにブレイクアウトルームへと移り、環境構築を終えたあと早速学習へと入りました。
Rails学習期間(2週間)
朝会 10:00 ~ 10:30
- 初日以降は、毎日朝の30分間で朝会を行い、進捗共有や参加者司会のアイスブレイクを行いました。
Railsチュートリアル学習 10:30 ~ 17:00
- 学習は1チーム3〜4名で行われ、各チームで適宜お昼休憩をとりました。
- チームで解決できない質問は適宜メンターであるソニックガーデンのプログラマがブレイクアウトルームに入り、直接対応しました。
- チームメンバーの中でRailsチュートリアルの進行が遅れた際は、朝や、夜、休日の時間で自主学習をし、最終的に全員がRailsチュートリアルを走破しました。
ふりかえり 17:00 ~ 17:30
- チームのメンバーとサポートの運営メンバーとで、その日の学習の進め方をふりかえる時間を設けました。
日報 17:30 ~ 18:00
- 毎日、チームでの振り返りの後に「やったこと・所感」を書き、掲示板に投稿しました。
オンラインアプリ開発期間(5日間)
昼会 14:00 ~ 14:30
- アプリ開発中は昼会をチームで行い、メンターと開発の進捗共有や相談を行いました。
オリジナルアプリ開発 10:00 ~ 18:00
- オンラインアプリ開発期間の初日にもオリエンテーションを実施し、後半スケジュールや合宿の説明を行いました。
- 質問対応も、前半同様行いました。難しい質問対応が発生した際にメンター以外の社員からフィードバックが届く場面もありました。
- 質問以外にもメンターが都度ブレイクアウトルームをみまわって、ペアプロやタスクばらしの手伝い、エラーの解決方法についてのアドバイスを行いました。
- 今回は「デプロイをして、誰でも利用できる状態に仕上げること」というルールのみが提示され、テーマのない中で各チームで協力し、1つのオリジナルアプリを開発しました。
ふりかえり 17:00 ~ 17:30
- その日の終わりに、開発の進め方などをチームのメンバーとふりかえる時間をとり、チームの専属メンターがフィードバックを行いました。
日報 17:00 ~ 17:30
- 前半と同様、チーム開発や振り返りなどのその日の出来事に関する日報を掲示板に投稿しました。
アプリ仕様レビュー会
- 参加者が開発をチーム内で進められるように、初日の14時前後からアプリ仕様レビュー会が行われました。
- 現役プログラマであるメンターの視点からデータモデリングや開発の優先順位に関するフィードバックやアドバイスを行いました。
神奈川県横浜市での開発合宿(2泊3日)
チェックイン 1日目13:00 ~ 13:30
- 参加者やメンター、運営とリアルで初めての顔合わせ機会として、改めての自己紹介や、合宿への意気込みを発表しました。
オリジナルアプリ開発 9:00~17:30
- オンラインでの開発の続きを顔を合わせながら進めることで、オンライン以上に活発なコミュニケーションが生まれ、順調に開発が進みました。
ふりかえり 17:30~18:30
- 夕食前に、開発の進め方などをチームのメンバーとふりかえる時間をとり、チーム同士で共有してみんなでフィードバックを行いました。
最終日
アプリ発表会 17:00 ~ 18:00
- 事前に発表スライドとアプリデモを準備し、社内のプログラマが見守る中で各チーム15分間の発表を行いました。
- それぞれの発表中には参加者や社員がzoomで多くのコメントをし、チャットが大いに盛り上がりました。
- 発表会を視聴していた社内のプログラマからレビューをもらい、発表会終了後に参加者に内容が共有されました。
全体ふりかえり会 18:00 ~ 19:00
- 参加者が「キャンプで学んだこと」を2分間話した後、メンターや運営メンバーからメッセージが伝えられました。
開発されたアプリの紹介
秋山everyone(チームインアウト)
ロバート秋山さんの「クリエイターズファイル」ファン向けSNS
- ロバートの秋山竜次さんのネタであるクリエイターズファイルのファンサイト
- クリエイターズファイルのような名前と肩書き、その人の人物詳細を書くとそれっぽい画像を生成してくれる
- 本家クリエイターズファイルに寄せたUIの色味や雰囲気
開発メンバー(学生or既卒/プログラミング学習歴)
- igarashi(大学1年生 / プログラミングスクール在籍)
- oba(情報系学部3年生 / プログラミングスクール在籍)
- haru(既卒 / プログラミングスクール修了)
アプリ開発の感想

Web開発初心者が1ヶ月でアプリを作り上げることができるこの環境がとてもありがたかったです。

初めてのことだからこそ貴重な経験を得ることができましたし、キャンプに携わっていただいた運営の方、メンターさん、そして参加者の皆さんが非常に心優しい方ばかりで安心してこのキャンプを駆け抜けることができました。

Web開発未経験で大変なこともあったが、他の参加者や運営のサポートのおかげでやり切ることができた。この経験を糧に学習を続けていこうと思う。
Saboly(チームキューブ)
サボりを可視化できるちょっと変わったTODOアプリ
- 予定時間・実動時間を管理できるタスク管理アプリ
- タスクをサボった際のサボり度を点数化し、ランキングとしてみることができる
- タスクの達成状況を個人成績としてみることができる
開発メンバー
- yasuyo(高専5年生 / 学校での授業を中心に学習)
- joe(情報系大学2年生 / 大学での授業を中心に学習)
- hantaro(文系大学3年生 / プログラミングスクール在籍)
アプリ開発の感想

初めての開発、初めて会う人たち、初めて扱う言語など、このキャンプは初めてのことばかりでいい刺激になりました。

ハードなスケジュールをこなす力、開発の流れやrailsでの開発の仕方についての知識、チーム開発に必要なコミュニケーションなど色々なことが学べました!

タスクばらしなど習ったことでプログラミング以外のところでも活用できそうな技術を知ることができたことも自分にとって大きな成長となりました。
AIしりとり WORD CHASER(チーム点と線)
AIのスコアリングを元にしりとり対決ができるアプリ
- しりとりをシングルモードと対戦モードでプレイすることができる
- 対戦モードはルーム作成を行い、ほぼ同期的に対戦することができる
- スコアはAIがしりとりで使った言葉の評価をすることによって決まる
開発メンバー
- hinokun(情報系学部3年生 / 高校の部活動から学習開始)
- lala(情報系学部3年生 / 学校での授業を中心に学習)
- mizuki(情報系学部3年生 / 情報系学部3年生)
- hassan(既卒 / プログラミングスクール在籍)
アプリ開発の感想

息抜きを大事にし、作業の無駄と思われがちな雑談が作業のモチベーションを保つことの大切さを知れました。

オンラインとオフラインの両方を通じて、プログラミングスキルだけでなく、チームで一つの目標に向かう開発の進め方、そして何よりもプログラミングの楽しさと難しさを、身をもって体験することができました。

全員で協力できた、非常に満足のいく開発だった。

チームみんな意欲的に取り組めていたと思うし、何より皆仲良くチーム開発ができたと感じた。またチーム開発を行いたいと思えるほどにとても楽しいものだった。
学びの声

githubやlinuxを自然と使いこなせるようになりハッカソンや本番の開発の流れなど新しい刺激もたくさん得られたためとても濃く刺激的な1か月間にできたと思います。

メンターが一緒にタスクばらしをしてくれて、自分だけじゃ絶対にやらない粒度まで細かくしているのをみてとても勉強になりました。

作成していたゲームの一通りの機能が形になり、作ったプログラムが人の手で動いて楽しませることができることを実感できたのも非常に良い経験になったと感じています。

チームでの振り返りの時間があったおかげでコミュニケーションが増えるきっかけになったし、単に「明日も頑張ろう」でなく「どんな課題があったから改善するために具体的にこれをしよう」と毎日成長を積み重ねることができていた
合宿の様子





