「第4回ソニックガーデンキャンプ」の参加者13名をグループ別にインタビューするこの企画。
4回目、最終回となる今回は、3名の方に集まっていただきました。
「チーム開発の経験がほしかった」と口を揃えておっしゃる3名は、特にコミュニケーションの大変さ、大切さを痛感したようでした。
メンターをはじめ、ソニックガーデン社員との関わりの中から得た学びや驚きについてもよくお話いただき、笑いの絶えない座談会でした。
<参加者紹介>
- 54chair/ 千葉在住 / 学生 /参加時のプログラミング経験:1年
- taiga / 沖縄在住 / 学生 /参加時のプログラミング経験:2ヶ月
- akito/ 東京在住 / 既卒 /参加時のプログラミング経験:1年
就職も決まって、あらためてそれに向けてチーム開発を経験しておきたいという思いで参加を決めました。Railsを同じくらいの経験の人たちと一緒の環境で学べるというのも非常に魅力的でしたね。
たまたま相談した先輩が第2回キャンプに参加していておすすめしてくれたのがきっかけです。
でも参加してみたら、思ったよりずっと気軽で楽しかったんです。「またチーム開発したいな」って思えるようになりました。それこそが自分の中で成長したところだな、と思っています。
キャンプ終了後もプログラミングを勉強してるんですが、キャンプを通して、自分自身のプログラミングの知識が向上したのを実感できているので、そこが本当に成長であり収穫ですね。
キャンプに参加する前は、難しいんじゃないか、できないんじゃないかって、勝手に高いハードルを感じてたんですけど、実際にキャンプでチュートリアルから始めて、チーム開発して、と経験する中で、細かい部分も実践をもってしっかり学べました。
これを経て、今後も自分で1人でもアプリケーションを作っていけるんじゃないかって思えるようになりました。すごく良かったです。
もし自分だけだったら「エラー解決したぞ!やったー!」で終わってしまうところだったと思うんですが、エラーの原因までちゃんと探って次に活かす、そのふりかえりの姿勢までを学ぶことができて、なんというかすごく驚きがありました。
キャンプ終了後に、入社一年目のソニックガーデンメンバーの方と交流できる時間があって、お話したんですけど、6ヶ月という短い期間でも、かなり濃密な修行ができるということをおっしゃってました。自分もがんばろうと思える、モチベーションが上がる交流でしたね。
その時に初めてメンターの方に見てもらったんですけど、エラーの原因をどう探るのか、どう解決していくのかを間近に見せていただいたのがとても良い経験でした。全然レベルが違うなって思って、びっくりしました(笑)。
みんなが理解してくれていると思っていたことが全然違う意味で伝わっていたり、自分が言っても全然伝わらなかったことが、他の方だともっと上手に言語化できてるとか、そういうことがよくありましたね。
言葉でのコミュニケーションもそうですが、テキストでのコミュニケーションも難しいんです。どう伝えるか、どうしたらうまく伝わるか、というところは、チーム開発ならではの難しさだなと実感しました。
Zoomを使って、終始オンラインでのやりとりだったっていうことも影響しているのかなと思っています。画面上だけって、物理的に同じ空間にいる時と伝え方やアプローチの仕方が確実に違いますし、その伝わりづらさを考えたコミュニケーションにしないといけないんですよね。
それに、自分の思いをすぐに実装してしまうと絶対コンフリクトが起きたり、何かしらの問題が起きてしまうんです。ひとつひとつきちんと意見を擦り合わせて、方向性を確認しながらやらないといけないんだな、コミュニケーションが本当に大事なんだなというのも実感できました。
このキャンプでの経験を、実際に仕事につなげるとしたら、そこが一番大事かなと思います。プログラミングのスキルや考え方も重要ですけど、ここは本当に丁寧にやっていかないとだめなんだなっていうことを感じました。
どんな小さなことでも、丁寧に共有していかないと絶対に後々に影響するんです。最終的に大きなほころびになって、やり直したり変えたりしなきゃいけなくなる。
そういうことがやっぱりあったので、チームに共有する、その働きかけ方をちゃんと考えないといけないなとも思いました。
他にもプロの厳しい指摘を受けて、もう本当にちゃんとしなきゃな、と…(笑)。でもその視点を身に付けられたのは、大きな経験です。
別に残してて問題が起こるというわけではないんです。でも、このアプリの更新を受け継いでいくとか、新しい機能を追加するタイミングがもし来たとして、不要なコードも不要なファイルもあればあるだけよく分からなくなってしまいますよね。
ソニックガーデンメンバーの方と交流した時に、「プログラマーの仕事って、『作って終わり』じゃない」っていうことを教えてもらいました。アプリのメンテナンスとか、サービスのメンテナンスっていうのも仕事の中にあるので、こういう一見面倒臭いように見える作業も、後々の自分を助けてくれるんだなと思いました。ここは怠けたらダメな部分だなと。
目的がどーんと大きいままだと、何から手をつければいいのかわからないじゃないですか。ひとつずつ作業をバラしていくと、具体的に進む道がわかるのもそうですし、そのひとつひとつの積み重ねがひとつの機能になる。そういう過程を逆算的に確認できるのも面白かったと思っています。
この先、自分でアプリケーションを作る時もずっと使うことができる、普遍的な考え方を得ることができました。
ふりかえりについては、Railsチュートリアルを学習する最初の2週間の間もずっとやっていたんです。始めた頃は、1日のふりかえりにこんなに時間をかける必要があるのかな、と思っていたんですけど、今日1日自分が何やったか、何ができなかったか、明日は何をやるべきなのか、そういうもの全てが明確になったし、おかげでチーム開発でもちゃんと見通しを立てて取り組むことができたんですよね。
もしこれが仕事になったらって考えると、納期の問題も出てきますし、ますますふりかえりが重要になるだろうなと思いました。
タスクばらしもそうですね。タスクをばらさずに作業に取り掛かろうとしても、あんまりうまく進まないんです。だから最初にタスクばらしをちゃんとしてから作業に取り組んだ方が、最終的に効率も良くなる。すごく納得しました。
上手にできなかったとしても責められるような環境ではないですし、とにかく楽しいです。できなかったことが頑張りたいことに変わっていくようなきっかけにもなると思います。そこがキャンプのすごいところだなと。
戸惑うことやわからないことがあっても、メンターの方にも、同じチームにいたソニックガーデン入社1年目の方にも、とにかく聞きやすい体制なので安心です。こんな環境で勉強できることはなかなかないので、迷ってたらとりあえず参加ボタンを押してみましょう!
僕自身は割とチャレンジャー気質で、やってみたいと思ったらすぐ飛び込むタイプなんですけど(笑)。飛び込んだ先にはチームがあって、そこでともに学べるということは、個人的にすごく良い経験でした。僕は、1人で学習していたら多分途中で崩れ落ちてたと思うんで、みんなが一緒に勉強してくれるこの機会を逃さないで欲しいと思います。
1日8時間勉強するにしても(※1)、1人でやるより、キャンプに参加して学んだほうが確実に力になると思います。そもそも独学だと、1日に8時間も勉強できないですよね。とりあえず参加してみてください!
※1…キャンプ期間中は、毎日8時間オンラインでつながりつつ取り組むスケジュールです
(文 / インタビュアー・土佐 光見)
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