2024年1月15日(月)〜2月9日(金)にかけて、「第5回ソニックガーデンキャンプ」を開催しました。
合計8名が参加し、後半のチーム開発では2週間という限られた時間のなかで3つのアプリが誕生しました。
この開催レポートでは、第5回キャンプの様子を、参加者に終了後とったアンケートでのコメントを引用しつつ紹介していきます。
今回のキャンプのタイムライン
事前準備
事前学習
- ProgateのCommandLineや、git、ruby、Railsなどおよそ12、3時間分のコースを自主学習課題として出しました。
環境構築の説明
- 今回はローカル環境で開発を行ったので、環境構築や必要な拡張機能について書類を渡し、メンバーは各自で環境構築を行いました。
初日
オリエンテーション 10:00 ~ 11:30
- 自己紹介や前半チームの発表、今後のスケジュールや前半の進め方についての説明を行いました。
- その後は、チームごとにブレイクアウトルームへと移り、早速学習へと入りました。
前半(2週間)
朝会 09:30 ~ 10:00
- 初日以降は、毎日朝の30分間で朝会を行い、進捗共有や参加者司会のアイスブレイクを行いました。
Railsチュートリアル学習 10:00 ~ 18:00
- 学習は1チーム2〜3名で行われ、各チームで適宜お昼休憩をとりました。
- チームで解決できない質問は適宜メンターであるソニックガーデンのプログラマがブレイクアウトルームに入り、直接対応しました。
- チームメンバーの中でRailsチュートリアルの進行が遅れた際は、朝や、夜、休日の時間で自主学習をし、最終的に全員がRailsチュートリアルを走破しました。
ふりかえり 18:00 ~ 18:30
- 18時からはチームのメンバーとサポートの運営メンバーとで、その日の学習の進め方をふりかえる時間を設けました。
日報
- 毎日、チームでの振り返りの後に「やったこと・所感」を書き、掲示板に投稿しました。
後半(2週間)
朝会 09:30 ~ 10:00
- 後半の朝会はチームで行い、開発の進捗共有や相談を行いました。
オリジナルアプリ開発 10:00 ~ 18:00
- 前半とはチームを変え、1チーム2〜3名で開発をしました。
- 後半初日にもオリエンテーションを実施し、後半のチーム開発から参加するメンバーの自己紹介や後半チームの発表、後半スケジュールの説明を行いました。
- 質問対応も、前半同様行いました。難しい質問対応が発生した際にメンター以外の社員からフィードバックが届く場面もありました。
- 質問対応も、前半同様行いました。質問対応が複数発生し、手が空いている運営メンバーがいなくなった際には、社内のプログラマが質問に対応する場面もありました。
- 今回は「Fly.io上で誰でも利用できる状態に仕上げること」というルールのみが提示され、テーマのない中で各チームで協力し、1つのオリジナルアプリを開発しました。
ふりかえり 18:00 ~ 18:30
- その日の終わりに、開発の進め方などをチームのメンバーとふりかえる時間をとり、チームの専属メンターがフィードバックを行いました。
日報
- 前半と同様、チーム開発や振り返りなどのその日の出来事に関する日報を掲示板に投稿しました。
アプリ仕様レビュー会
- 参加者が開発をチーム内で進められるように、初日の14時からアプリ仕様レビュー会が行われました。
- 現役プログラマであるメンターの視点からデータモデリングや開発の優先順位に関するフィードバックやアドバイスを行いました。
コードレビュー会
- 発表会の前日にはこれまで参加者が書いたコードに対してチームの専属メンターがレビューを行う、コードレビュー会を開催しました。
最終日
アプリ発表会 15:00 ~ 16:00
- 事前に発表スライドとアプリデモを準備し、社内のプログラマが見守る中で各チーム15分間の発表を行いました。
- それぞれの発表中には参加者や社員がzoomで多くのコメントをし、チャットが大いに盛り上がりました。
- 発表会を視聴していた社内のプログラマからレビューをもらい、発表会終了後に参加者に内容が共有されました。
全体ふりかえり会 16:00 ~ 17:00
- 参加者が「キャンプで学んだこと」を2分間話した後、メンターや運営メンバーからメッセージが伝えられました。
開発されたアプリの紹介
QuizHub(チームznhnz)
クイズを出し合うSNSアプリ
● クイズを作って他のユーザーに出題できる
● 他のユーザーが作ったクイズに解答できる
● 回答数が多いクイズや正答率が低いクイズがランキングで表示される
● ユーザー同士でクイズの正答率、作成数を競える
● 自分の正答率や回答数がマイページからみられる
開発メンバー(学生or既卒/プログラミング学習歴)
- kussy(既卒 / Progateを3ヶ月)
- sakamoto(以下、saka)(既卒 /既卒 /フィヨルドブートキャンプに参加し、1年学習)
- teppei(既卒 /42tokyoに3年前に参加し、継続学習中)
アプリ開発の感想
kussy
メンターさんに質問したりレビューを受けたりしながら開発を進められたことがよかったです。
saka
アプリを作ったという達成感と成功体験を味わえました。
teppei
アプリを設計する時間をしっかりとれたことがよかったです!設計の大切さを感じられたのと、そのために思考を整理したり仕様を分解したりする経験ができました。
みんサカ(チームsun)
サッカー仲間を集めるアプリ
● サッカーのイベントを作成できる
● 参加したい人はイベントを検索し、参加申請ができる
● コメント機能があり、イベント前後に質問対応や交流が可能
● プロサッカーチームのページがあり、ファン同士で会話できる
● 他ユーザーのマイページから、その人が参加したイベントやお気に入り登録したイベントが表示される
開発メンバー
- yocchan(学生 / PHP、Railsを数ヶ月触ったことがある)
- taiyo(学生 / PHP・Rails・Next.jsを使うインターンシップを経験)
アプリ開発の感想
yocchan
運営との距離が近く、イベントの企画や作業の途中で様子をみに来てくれたことがよかったです。
taiyo
普段とは異なるメンバーと開発を進める中で新たな学びがたくさんありました。
Toritateya(チームやろだっぺよ)
お金の貸し借りを記録し、返済の催促をするアプリ
● お金を貸した人が金額や返済期限を登録すると、取り立てメールが相手に自動送信される
◻︎ お金を貸した相手とその金額が、一覧ページに表示される
● 返済期限が近づくと、お金を借りた人の画面に表示されている猫のキャラクターが、徐々に怒り顔に変わる
● お金を借りた人が金額を入力し「返済する」ボタンを押すと、貸した人に「返済を承認しますか?」というメールが送られる
◻︎貸した人が承認ボタンを押すことで、金額分の返済が完了となる
● 返済登録された金額が、貸した時の金額と同じになれば、取り立てが終了する
開発メンバー
- ryo(学生 / HTML、CSS、JavaScript、MySQLを半年学習中)
- maeko(学生 / 8ヶ月前からRubyを勉強)
- syuya(学生 / 10ヶ月ほど経験。Railsは1ヶ月)
アプリ開発の感想
ryo
メンターに助けをすぐ求められる環境があったのがよかったです。チーム開発未経験の私でも、ベストを尽くせる環境でした。
maeko
チームで開発することの難しさや楽しさを知れてとても良かったです。 特に振り返りでメンターの方々からご指摘をいただき、チームでの役割分担や、開発効率を上げるための仕組み化ができたことは、今後のプログラミングに活かしていけると思いました。
syuya
メンバーと仕様を話し合いながら擦り合わせて開発を進められたことがよかったです。 デプロイの仕方などアプリ開発における全体の工程を体験できたのはとても貴重でした。
学びの声
kussy
rails初心者でもチュートリアルの走破、一からの開発といろいろな体験ができてとても勉強になりました。1人で勉強していたのではなかなか経験できないチーム開発でその楽しさや難しさを感じられました。
maeko
2週間という期間で一つの動くアプリを作ることができ嬉しかったですし楽しかったです。また現役のエンジニアの方々と話すことでプログラミングに対する意識や姿勢なども学ぶことができ、貴重な経験となりました。
syuya
初心者から中級者まで広くオススメできるカリキュラムとなっていて、これが無料で開催されているのはすごいことだと思います。
teppei
学習のためだけのまとまった時間を強制的に取ることができて、さらにその成果に関する発表とフィードバックの機会ももらえて、大変充実した期間でした!
参加者の学びの声をより詳しく知りたい方は、参加者インタビューをご覧ください。